大垣南高校 T君


 受験戦争は、本当に苦しみの連続だった。一月の実テで成績がガタ落ちし、夏特冬特のやり直しを言われた。やる気がない、真剣さが見えない、集中力がない、ないないない…。そんなことばかりでムカついた。自分は一生懸命やっている。勉強時間だってシナプスの誰よりも長い気がする。それなのに思うような結果が出ない。先生に叱られるたび「シナプスなんて辞めてやる」と何度も思った。入試が近づき、本当にあせったのは特色化で落ちた日の懇談で「合格の可能性10%」と言われたときだった。今さら何でや?志望校を落とせば合格できる。先生は僕をためしとるのか?自分の本気度を証明する時間が10日与えられた。塾から帰って毎日2時、3時まで勉強した。フラフラだった。10日後、可能性が20%まで上がった。志望校を変える事は簡単だけど、逃げたくなかった。逃げたら絶対逃げた事を後悔すると思った。ダメでも勝負したい。ダメだったら私立でいい。その覚悟に先生も両親も「よし行け!」と背中を押してくれた。それが入試10日前。覚悟したら緊張して、今までよりやる気が出た。過去問とかで少し良い点が取れると「過信するな」と必ず母さんに言われた。

 そしてあっという間に本番を迎え、僕の受験戦争は終わった。シナプスに行かないのはなんか変な気分だ。中学の物を片付けながらシナプスを振り返る。テキストの山、暗記テスト、レジュメ…。いつのまにかシナプス用のかばんが二つになっていた。真っ黒のシナ帳。最後まで戦った宝物になった。めちゃくちゃ厳しいけど、いつも近くで見守って勇気付けてくれて、僕の心のすみまで知り尽くしている先生はもう一人の父と母だと思う。

 最後の最後まで心配かけてしまったけれど、先生達のおかげで僕は自分なりに精一杯がんばれた。心からシナプス生で良かったと思う。先生、本当にありがとうございました。

         〈後輩諸君へ〉

「夢は絶対諦めるな!!」

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