エッセイ

【エッセイ】自分のことを自分はわからない

怖がりな私 

私は産後、以前にもまして怖がり、痛がりになりました。
守るべき子供を授かり、防衛本能が強くなったのかもしれません。
度胸はある(ようにみえる)らしいですが、私は高いところや酸素のなさそうなところにめっぽう弱いんです。
また、私はどうしても駐車場の枠の中に車を収めることが苦手。
運よく入れられても歪んでいます。
私が慌て性というのもあるのですが・・・話が逸れました。。

例えば最近、すれ違う車が怖く「絶対当たる!」と思って身を縮めることが何度かあります。
速度を落としてみてもダメ。
東海環状自動車道のあの高さであの形状の道を走るのも怖いんです。
姪の言葉を借りれば、お尻が“ツンツン”する。
ある日、前を並走する2台の車を見てふと気づきました。

「隣の車とはあんなに距離が空いてるのか!あの距離なら簡単に当たるわけないじゃん!」
いつも「当たる当たる」と思ってびくびくしていたけど、実際に当たったことは一度もありません。

現実の認識

私の恐怖は恐れる程のものではなかったと、前の2台の車を見て、認識できたのです。
私は一体何を怖がって、何に恐れていたのでしょうか。
原因を考えてみると、自分と周りの距離感を正確に把握できていなかったから、なんとなく近くに感じる=ぶつかる=怖い と思い込んでいたのだと思います。
今回私が2台の車を外から見たように、自分の状況を「俯瞰」できていなかったんです。

何かに恐れや不安を抱いている時、悩みや問題を抱えて苦しんでいる時、
歩くスピードをゆるめてみたり、一歩立ち止まって今の自分を客観的に見てみましょう。

それが俯瞰力です。
自分の状況を正しく認識できると、自分の恐れや悩みが実は全然大したことなかったということに気づけるかもしれません。人間の不安というものは案外、妄想であったり、単なる思い込みであったりするものです。
不必要な重荷を捨て去り、俯瞰力で新しい自分の可能性を切り拓いていきましょう!

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