大垣東高校 T君

入試を真剣に意識し始めたのは、10月の中旬頃からでした。私立高校は、友人と決めたので「絶対受かる」と言われていても不安なまま受験しました。そのためか、合格を知らされるとしばらく気がぬけました。2月になり、特色化で失敗すると、シナプスの先生に言われた通り、合格の確率はほとんどなくても、気持ちは沈みました。そんな時、一番の支えになったのは同じ受験生でした。みんな失敗しても笑顔で次のステップを踏める…自分だけ何を考えているのか、と気付くまで何もする気はなく、でも一度けられた志望校へふたたび向かう気持ちはさらに強くなり、その結果どうなったかというと、不安につぶされました。そしてシナプス内でも周りとの差がどんどん離れている気がしてよけいに頭が混乱しました。自分が何を学習するべきか、何が苦手なのか分からない。志望校へは絶対行きたい…。これらは全て、入試本番まで自分を苦しめる不安の要素になり、同時に自信をなくすことにもつながりました。そこで何度も抱いた感情が「未来が知りたい」でした。でも決して知ることができないことこそ、“入試の恐さ”であると思いました。
では、どのようにして乗り切ったか。それは「仮説を立てること」。つまり、未来の自分の姿をイメージしてみることです。これは自分にとってかなりプラスになった気がします。
シナプスの最終懇談で合格の確率はまずまずとも言えない結果をもらい、本気の入試モードに切り替わったのは2月下旬でした。だから、過去問や予想問題で一問でもミスると必ず腹が立ちました。分かっていたり、問題を読めば解けたであろうミスは、赤ペンを折りそうになるほどでしたが、これは誰にも言えないことでした。
入試一週間前にもなると、不安は残るものの前に進むしかなくなり、テストでは100点をとれることもあり、過信しない程度でものすごく喜びました。「ナタリーの法則」というものの一部に、喜びは努力に比例するというものがありました。全くその通りだと今でも感じています。シナプスへ行くことが楽しみで、結果がどうなっても楽しかったのはこのころでした。
前日、とっても短いようなシナプスでの時間の後、先生に握手してもらった右手は絶対洗わないと誓いました。が、家に着いて洗ってしまいました。その時は手を洗った失敗に「表面的な付き合いじゃないやろう!!」ととにかく不安の要素をつくらないようにしました。たしかにその通りですけど。
当日、シナプス帳とテキストをかばんに持って出発しました。受験票は何となくシナプス帳にはさんでおきました。もちろんシナプスTシャツも着ていきました。入試を無事に終了させたとき、超うれしかったし、なぜか悲しくもありました。努力はうそをつかないことを一年かけて自分の力で証明させてくれたシナプスがあったからです。
そして、知らないうちに学習面だけでなく心まで成長させてくれたのは、他の誰でもなく、木村先生と松橋先生です。シナプスとともに闘ってこれたこと、シナっ子として三年間学習できたことを誇りに思います。